FASHION EQUALITY ― 即ちファッションの力で障害者と健常者との隔たりを埋めていくこと。このテーマに共鳴した次世代を担う若きクリエーター達によって生み出される作品群。障害者の身体へと向けられた眼差しから生まれるファッションを通して、新たなライフスタイルを提示することを目指します。

 古来、厳しい自然から身体を保護するための防護具であった着衣は、現代においては自己表現のための装身具へとシフトしました。今日ファッションとは、もはや身体の拡張された一部を意味します。しかしながら、ファッションにおけるデザインの眼差しが全ての身体に等しく向けられている訳ではありません。このことは、現在のファッションデザインが、身体を装うという行為、そしてその行為によって営まれるライフスタイルの自由を偏らせていることを意味します。

 非対称な身体、不安定な身体、人工の身体、いみじくも身体を美しく形取ることがファッションデザインに課せられた使命であるのならば、こうした個性を帯びた身体さえも華やかな彩りのもとに提示されてしかるべきではないでしょうか。

 ファッションから身体へと向かうクリエーター達の手の軌跡は、これまで身体に無自覚だったファッション自身への帰責としてそのあり方を問い直すことでしょう。その新たなデザインの潮流の一翼として、私達 ARCHIWRAPT は ここにFASHION EQUALITYの幕開けを宣言致します。
※掲載画像の無断転載を禁じます。